■本調査について
国内で2020年1月に新型コロナウイルス感染者が確認されてから3年が経った今、政府はこれまで2類相当としてきたコロナウイルスの位置付けを5月8日より5類へ移行、また、マスクの着用基準を3月13日から「個人の判断」に委ねると発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大により、日常生活においてもさまざまな変化がありましたが、人々の大きな変化の一つとしてマスクの着用が挙げられるのではないでしょうか。
マスク生活が当たり前になった昨今、素顔を見せることに抵抗を感じる人が増えたことから、「顔パンツ」や「マスクパンツ化」という造語も登場しました。
今ではマスクが日本人の生活になくてはならないものとして定着していますが、3月13日以降、マスク着用が個人の判断となった後にマスク着用や美容意識にどのような変化や影響が出るのでしょうか。
オーラル美容ブランド「MiiS」は、この社会情勢を受け、マスク着用に関する賛否及び脱マスクに対する抵抗感の有無、マスク生活での美容・ケアに関する意識・実態を調査しました。
■調査結果
(1)マスク着用に関する意識・実態調査
◆全体の55.7%が今後もマスクを着用すると回答
マスクを外すことへの抵抗感について調査したところ、「ある」が30%、「少しある」が42.9%
と、合算して「抵抗がある」が約7割に上りました。
また、3月13日以降のマスク着用についての質問では、全体の55.7%が基本的にはマスクを着用して生活すると回答。完全にマスクなしの生活をすると回答したのは、全体のわずか3.9%という結果になりました。
長期間のマスク着用による影響か、脱マスクへの抵抗感が強く伺えました。
マスクを外すことに抵抗がある理由を聞いたところ、コロナウイルス感染に対する不安を感じている方が71.4%という結果に。その他、インフルエンザへの感染の不安や花粉対策、顔のコンプレックスを隠したいという回答も挙げられました。
【自由回答コメント】
自由回答では、脱マスクについて賛否両論の意見が寄せられました。
・マスクを外したいが、コロナが終息している訳ではないので、人が密集している場所や換気がしっかりしていない場所では予防としてマスクを着用すると思う。
・マスク生活に慣れ、マスクを外すことに抵抗があるため。外す事に慣れたら基本外すようにしたい。
・マスクに甘えて、お肌や表情筋、メイクなどのお手入れを怠っていたので、抵抗がある。
(2)マスク生活の美容・ケアに関する意識・実態調査
◆「矯正、ホワイトニング、口臭など口腔内」に関する悩みが62.5%で1位
「顔のコンプレックスを隠したい」と回答した人へ具体的にどのようなところに不安を感じるかを聞いたところ、「矯正、ホワイトニング、口臭など口腔内」に関する悩みが62.5%と最も多い結果になりました。
年代別のトップを見ると、20代、30代が「矯正、ホワイトニング、口臭など口腔内」、40代は「肌荒れやシミ・そばかすなど肌の悩み」、50代は「ほうれい線などのしわ」でした。
マスク生活の中でのケアと、脱マスク生活までにしておきたいケアについての質問では、どちらも「矯正、ホワイトニング、口臭など口腔内」が1番多い結果に。
人目を気にせず、自然にマスクで口もとを隠すことができるマスク着用期間に、歯の矯正を行う人や、マスク生活による口臭が気になる人が増えたことが見受けられます。
マスク生活では、マスクで口もとが覆われているため、マスクを着用していても見えるまつ毛や眉毛など目元のケアに力を入れる人も多く見られました。
一方で、脱マスク生活に向けてケアしたいパーツを聞いたところ、まつ毛12.8%、眉毛8.9%と、マスク生活と比べて、目元の回答数が非常に低くなりました。マスクなし生活が近づくにつれ、これまでマスクで隠れていた部分に対しての美容意識が高まりはじめているのではないでしょうか。
脱マスク生活が近づいている現在、報道後の美容に対する意識の変化について聞いたところ、「特に変化していない」の回答数を超えて、「美意識が増した」と回答した人が48.8%となりました.。
マスクなし生活に向けて、コンプレックスに対するケアをすでに始めている様子が見受けられます。
また、脱マスク報道後の口もとケアについての意識調査では、特に変化していない方が半数以上、以前よりも力を入れるようになったと回答した方が42.9%という結果に。
「以前よりも力を入れるようになった」と回答した方へ、特に力を入れている口もとケアについて聞くと、「ホワイトニング(お家でのケア含む)」の回答が68.6%でした。
また年代別にみても、どの年代においても「ホワイトニング(お家でのケア含む)」が50%以上に。
マスクなしの生活になることによって、歯の黄ばみや、口もとの清潔感を気にする方が多い傾向が見受けられました。
◆77.3%が他人の口もとでイメージダウンした経験あり
マスクを外した時の他人に対する口もとのギャップについても調査を実施しました。
口もとを見てイメージダウンしたことはあるかという質問に対し、「頻繁にある」「たまにある」と回答した人は77.3%と半数を超える結果に。
「イメージダウンしたことがある」と回答した方のうち、どのような点でイメージダウンしたかを聞いたところ、歯並びや歯の黄ばみ、肌荒れ、マスク着用時のイメージと異なったという意見も寄せられました。
【回答者コメント】
他人の口もとに関するコメントでは、様々なコメントが寄せられました。
・歯の黄ばみ、口臭、唇の乾燥が気になる。
・口元がたるんでいたり、想像と口もとが違っていたり、あとは歯並びとかも気になりました。
・歯並びの悪さ、歯の黄ばみが気になる。
■示唆
今回の調査では、3月13日よりマスク着用が個人の判断に委ねられた後に、マスク着用や美容意識にどのような変化や影響が出るのかを調査しました。
新型コロナウイルス感染に対する不安の他、スキンケアやオーラル美容に対するコンプレックスをはじめ、これまでの長期間のマスク生活による自分の見た目に対する自信が低下しているように見受けられます。
一方で、これまでのマスク着用生活時から口もとのケアに対する意識は、他の美容ケアと比べて高い傾向にあり、また脱マスク生活に向けて、口もとケアに力を入れている人のうち、半数以上がホワイトニングケアに力を入れはじめていることがわかりました。
さらに、7割を超える人が他人の口もとをみてイメージダウンしたことがあるとの回答からも、オーラルケア意識の高まりが見られます。
3月13日以降マスクなし生活が進み、イベントの復活や人との出会いも増える今後は、より一層日頃のオーラルケアへの意識も高まり、オーラルケアアイテムの需要も上がることが予想されます。
「MiiS」では、オーラルへの悩みを解決すると同時に、オーラルケアを美容の1つとして定義し、スキンケアやコスメのように気分が上がるような商品の開発・提供を進めてまいります。
■調査概要
調査日 :2023年2月21日(火)~2月28日(火)
調査方法 :インターネット調査
調査人数 :203名
調査対象 :全国のMiiS会員
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引用元として「MiiS調べ」とご記載ください
MiiSは、「オーラル美容を広めて、人々の人生を輝かせるエッセンスになる」というミッション実現に向け、商品の見た目だけでなく、成分にも徹底的にこだわり続け、歯も、息も、笑顔も、みなさんの輝く瞬間をつくるあたらしい美の習慣「オーラル美容」を提案しています。
ブランドを代表する商品「MiiS ホワイティエッセンス」は、使用感満足度約94.1%(※1)を記録、販売開始から約1年間で定期会員数は延べ1万人を突破し大変ご好評をいただいております。
※1 2021年5月実施 販売開始前のモニター17名へのアンケート結果